吉田裕美〜取材後記〜
途中、涙が出そうになった。
なんでだろう。
なんでだろう。
中盤の夢から遠ざかっていく彼女を描いた時。
そして、その夢と向きあう決意をした時。
私は武蔵小杉駅の前のカフェで涙を堪えながら書いていた。
なんだか自分と重ね合わせていたのかもしれない。
私も途中、作家になる夢を諦めていた一人だ。
でも、今はこうしてTRIGGERの記事を書かせてもらうことができ、
また誰かの夢や想いや一歩目を伝える活動ができている。
なんだか嬉しかった。
彼女がまた自分と同じように、物書きという自分のやりたいことに向き合えたことが嬉しかった。
主婦でありながら、新しい環境に飛び込むことは勇気がいるのだと思う。
彼女には夫がいるし、家族がある。
彼女の決断や行動が与える周りへの影響は、私のそれとは比較できないほど、大きいものなのだろう。
でも、彼女が一歩踏み出すことができたのも、また、それは彼女を取り巻く、夫や家族、職場の理解があったからだ。
そして、その理解を得ることができたのは、彼女の想いがあったからに他ならない。
パラレルキャリアをすることが大切なのではない。
パラレルキャリアなんてものは、今となってはもう既に訪れている現象の呼称に過ぎない。
大切なのは想いだ。
彼女のように自分の想いや考え、哲学を抱くことが大切なのだ。
その想いから一歩目は生まれる。
TRIGGERはそんなあなたの根底に眠る想いを喚起したい。
そう願い、今回も彼女の記事を書き上げた次第である。
この記事を書いた人

- ライターであり総監督でもある
- 人狼が大好きです。
ゲームマスターならお任せください。
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