金井麻衣子 – TRIGGER

金井麻衣子

彼女は、現在フェイシャリストとして活躍する傍らで、資格取得の講師も務める。
「自分にしかできないことを伝えていきたい」そう語る彼女の背景には、美を追求する明確な過去がある。

キレイを学ぶ

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フェイシャリスト

彼女の仕事は2つある。
1つはフェイシャルサロンのマネージャーだ。

担当店舗は6店舗。
売上管理や営業、広告、HP作成、スタッフ育成、マーケティング。
幅広いマネジメント業務をこなす。

肌質改善がコンセプトのお店。
施術も行うが、お客様自身の意識改善を促すことがテーマで、
洗顔指導やカウンセリングにも重きを置く。

お客様一人に対して、スタッフが1人担当するため、
スタッフの成長がお客様の肌質改善と顧客満足につなががっていく。

だからこそ、彼女はスタッフ教育は重点項目と捉え、
日々、6店舗を駆け回り、スタッフ指導や面談を送っているという。

そして、彼女の2つ目の仕事。
それは、日本フェイシャリスト協会の資格取得講師だ。

日本有数のマスターフェイシャリストとして、講師資格を持つ彼女は、
月10日ほどを講師として全国を飛び回る。

資格を取ることで、自宅でも開業ができる。

産休や子育て、主婦で仕事を離れる女性に対して、
収入を得る機会や社会とつながるキッカケができればと願う。

彼女は今、仕事が楽しくてしょうがない。

もちろん、疲れることもある。
大好きなお酒だって、明日の仕事のために控えることもある。

でも、仕事は、自分のやりたいこと。
自分で決めた道。

仕事にプライドと責任を持ち、
今の自分に自信を持てる日々が大好きだ。

彼女には今の仕事に対する想いがある。
核がある。

今回は、その想いと核を抱くキッカケを伝えていきたい。

そのことがまた彼女の新たな一歩となり、
読者の一歩目に細やかながら貢献できることを望む。

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キレイを学ぶ

マネージャーの仕事も資格講師の仕事も。
そこには自身で決めたテーマがある。

それは、”キレイを学ぶ”ということ。

エステは日本だと価格が高く、
そのため敷居が高い印象を持たれるという。

でも、美容をもっと身近にしたいし、
気軽にエステに来られる環境を作っていきたい。

フェイシャルサロンのマネージャーとして、
そんなお店作りやスタッフ教育を心掛けているという。

では、なぜ美容を身近にしたいと考えるのか。

彼女の根本にあるのは、
美容に対する正しい知識を伝えていきたいということだ。

美容を仕事にしているからわかる。

情報化社会で正しい情報も間違った情報もたくさん出回る。
利益だけに特化した美容法はあふれ返る。

でも、その中でも正しい知識を学んで欲しい。
美容に対する正しい知識を持ってもらいたい。

キレイを学んで欲しい。

だからこそ、専門スタッフとカウンセリングができるエステを身近にしたい。
資格講師を通じて、正しい美容の知識を伝えていきたいと願う。

彼女がここまで正しい美容に対する想いを寄せる理由。

実は、彼女もまた、間違った美容法に囚われていた一人だ。

そして、現在の彼女の姿からは想像できないほど、
自分をさげすみ、美容と人生を憎んでいた一人だという。

過去の自分のような人を作りたくない。

彼女には、そんな想いが隠されている。

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過去の自分

過去の自分。
それは、コンプレックスの塊だった。

原因は、重度のニキビ。

顔にニキビがあるのではなく、ニキビの中に顔がある。
そんな状態だったという。

中学時代は、まだ誤魔化せた。
でも、問題は高校時代だった。

ニキビで真っ赤に腫れ上がる顔面。
それは、とてつもない羞恥心を自身にもたらした。

周りは化粧を始める時期。
でも、彼女は敢えて化粧をしなかったという。

化粧をしてしまえば、自分の弱さを認めてしまうようで、
そして、周りからニキビの自分を馬鹿にされそうで。

だから、私はニキビなんて気にしてないよ。
そんな精一杯の虚勢で学校生活を送っていた。

反して、家に帰れば親にストレスをぶつけてしまう。

ニキビのない綺麗な顔が良かったな。
そんなことを毎日考えていた。

そして、高校時代に無理やり押さえ込んでいたその反動は、
大学入学と同時に訪れる。

始めたのは、毎日1時間の厚化粧だった。
ニキビが隠れるようにとファンデーションを塗りたくる。

とにかく自分を隠したかった。
本当の自分を誰にも見せたくなかった。

そして、同時に始めたエステや美容外科への通院。
それでも、彼女のニキビは治らなかった。

彼女が当時美容のために使った金額は、
合計すると100万円を超えるという。

綺麗になりたいわけじゃない。
ただ、人並みになりたいだけ。

自分に自信がなくて、堂々とした意見も言えない。
溜め込んだストレスは、周りを貶すことで解消した。

弱い犬ほどよく吠える。
卑屈の人生を歩んでいるのは自分でもわかった。

治らないニキビ。飛んでいくお金。
美容に対する不信感だけが募っていった。

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本当のスキンケア

そんな彼女に一つの転機が訪れる。
ある勉強会への参加が彼女の意識を変えるのだ。

それは、日本フェイシャリスト協会主催の勉強会。
皮膚と肌、スキンケアについての講義があった。

彼女はその勉強会に参加した時、
とてつもない衝撃と寒気が全身に走ったという。

自分が正しいと思っていた美容法。
多額のお金をかけた肌質改善。

そのほとんどが否定されたのだ。

そこで伝えられる美容業界の真実。
利益に走る美容品の裏話。

そこでの話は今の自分の現状と照らし合わせれば、
真実としか思えなかった。

その後、彼女は協会公認のエステサロンに訪れる。

専門のフェイシャリストの施術。
そして、カウンセリングとスキンケアの方法。

自分の肌が何とかなるなら何でもする。
彼女は様々なアドバイスを受け、それらを全て受け止めた。

さらに、自分でも必死に勉強をするようになった。

今まで言われてやっていただけの肌質改善を
自分でも理解をしてやりたいと思ったのだ。

その成果は、3ヶ月後に現れた。
ニキビが明らかに減ったのだ。

そして、1年後。
彼女の顔にニキビができなくなったのだ。

ファンデーションを手放すことができなかった1年前の自分。
自分を隠そうと必死だった自分。

でも、もうその必要はない。

それは、自分の本当の姿を出せるということ。
そのことが本当にうれしかった。

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だから私は・・・

ニキビがなくなったこと。
化粧に頼らず本当の自分の顔を出せるということ。

それは、自信につなががっていく。
あれだけ暗く見えていた世界が明るくなっていく。

そして、彼女が美容の道に進むきっかけが訪れる。

それは、肌質改善のモデルケースとして公表させて欲しいという
エステサロンからの依頼だった。

最初は、昔の自分を公表することに戸惑いがあった。
でも、自分の改善例が誰かの改善につなががれば嬉しいと思った。

そして、この依頼を受けたことで、
自分自身の心の変化を確かに感じる。

自分と同じような悩みを抱いている人を救いたい。
そんな思いだった。

1年前の自分からしたら、それは到底思いもしなかったこと。
綺麗な肌がただうらやましくて、卑屈な自分が心の中に佇んでいた。

でも、今は違う。

正しい美容の知識を身につけて、
私の肌は見違えるほど改善した。

心に潜んでいた卑屈な自分は消え去って、
自分に自信を持てる日々が楽しくて仕方がない。

でも、過去の自分のような悩みを
抱えている人はたくさんいるだろう。

その人たちもまた、間違った美容の知識で
お金をかけて、苦しみを重ねる日々を送っているかもしれない。

だから私は・・・

そして、彼女が選んだ道。

それは、フェイシャリスト。
そして、日本フェイシャリスト協会の資格講師。

美容に対する正しい知識をもっと持ってもらいたい。
共通するのはその思い。

肌質が改善された後の自信に満ちて明るい世界を
もっと多くの人に見てもらいたい。

過去の自分のような人を作らないために。

彼女は、今日もまた、
自分にしか伝えられないことを伝えていく。

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この記事を書いた人

宮本 伸男
宮本 伸男ライターであり総監督でもある
人狼が大好きです。
ゲームマスターならお任せください。

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